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第1シリーズの3話については「きかんしゃトーマス」をご覧ください。

Thomas the Tank Engine(邦題:きかんしゃトーマス)は、アンドリュー・ロイド・ウェバーが1973年から計画していたミュージカル仕立てのセルアニメシリーズ。パイロット版が製作されましたが、1977年までに中止されました。

概要

1953年の映像化が失敗に終わると、長らくありませんでした。

1973年、幼少期から『The Railway Series』のファンであるイギリス人 劇作家・作曲家のアンドリュー・ロイド・ウェバーは、同書の出版社であるケイ&ウォード社にミュージカル仕立てのテレビシリーズの提案をしました。当時アンドリューは、聖書を基に創られた演劇『Joseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat』と『Jesus Christ Superstar』を書き、映画『Gumshoe』や『The Odessa File』の劇伴を作曲したことで注目されていました。

アンドリューは、ウィルバート・オードリーやケイ社の取締役・スタンリー・ピッカードと接触し、幾度となく話し合いました。そして契約が結ばれ、ピーター・リーヴスによって書かれた試作の歌詞が提出されました。

Come take a ride with the eight famous engines
Famous and Faithful and driven by steam
Each one is run by the branch line Controller
Each part of his scheme
The Fat Controllerʼs team…

しかし、契約には「アイデアやキャラクター、26冊の絵本、未出版物などの全権利の管理」が含まれていたため、出版社とオードリー牧師は懸念しました。これについては「アニメ制作に必要な資金をアメリカ市場から調達する」ためだと説明されました。

1974年11月、スタンリー・ピッカードが「アンドリューともう少し交流すれば、解決策が見つかるかもしれない」と助言しますが、オードリー牧師は「アメリカ人が作品を手にしたら、シリーズ全体が下品になり、台無しなる」と抗議します。しかし、約1年後に契約され、オードリー牧師に500ポンドの前払金が支払われました。

アンドリューはグラナダ・テレビにパイロット版の制作を依頼しました。アニメーターのブライアン・コスグローブが作画を担当し、顔のデザインや背景は彼らしいデザインですが、基本的には原作に基づいています[1]。機関車は背景に沿って動く2Dアニメで、1959年にITVが放送した『Ivor the Engine』と雰囲気が似ていました。

パイロット版は1976年初頭に完成し、アンドリューはテレビシリーズを実現しようと非常に尽力しました。しかし、アメリカ市場は関心を示さず、彼自身は『Evita』で大ヒットしていたため、計画を中止することにしました。

1977年、アンドリューは会社を設立しますが、社名は「Really Useful Engine本当に役に立つ機関車」に因んだ「Really Useful Group」でした。また、1984年には『The Railway Series』に触発された『Starlight Express』を書き、彼の代表作の1つとなりました。これらの事からも、アンドリューが『The Railway Series』への思いが強かったことがうかがえます。

キャラクター

以下のキャラクターは、試作の歌詞で言及されていて、後のエピソードで登場した可能性があります。

場所

きかんしゃトーマスとなかまたち』の第4シーズン(1995年)に登場する三線軌条の高架橋と似た高架橋が描かれています。

映像

パイロット版の所在は不明ですが、製作中の写真が公開されています[1]

メモ

  • 汽車のえほん』が映像化されるのは、1953年のBBCに次いで2例目です。
  • パイロット版が原作の何のエピソードを基にしていたかは不明ですが、製作中の写真[1]からは、「トーマスとゴードン」、「トーマスと列車」、「トーマスと貨車」の内のどれかに基づいているように見えます。
  • 1980年代初頭、ブリット・オールクロフトがテレビシリーズの計画を提案したとき、オードリー牧師は「多くの人々が同じことを考えましたが、それらは失敗に終わった」と釘を刺しました。

脚注

出典

外部リンク

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