
ソドー・エンタープライズ社[1](Sodor Enterprises)は、イギリスのピーターバラに存在した出版社。
歴史[]
1998年4月25日、リード・インターナショナルは児童書部門をエグモント社に、「汽車のえほん」の著作権を1350万ポンドでブリット・オールクロフト社に売却しました[2]。これによりクリストファー・オードリーは権利者の許可なしに「汽車のえほん」を出版することができなくなり、新作発表は休止となりました[3][4]。
クリストファーは多くの子供たちのために物語を提供したかったので、2001年に妻のダイアナとソドー・エンタープライズを設立しました[4][5]。クリストファーは以前、イーストボーン・ミニチュア蒸気鉄道(EMSR)のレイチェルとジェネラルという機関車についての物語を2話書き溜めていました[5]。彼とEMSRオーナーのマイク・ウェイディーは、彼らの物語はEMSRの利用者に人気があり、EMSRに来たことがない人々にも受け入れられるだろうと考えました[5]。そして、「イーストボーン・シリーズ」として2冊の本が出版されました。
クリストファーはEMSRの他に、マン島のマル鉄道やペンリン採石場鉄道、ウェンズリーデール鉄道に関する本を出版しました。
クリストファーは出版社に、父・オードリー牧師と叔父・ジョージが書いた希少本「The Island of Sodor: Its People, History and Railways」の再販を求めたり、この本の著作権の購入を持ち掛けたりしましたが拒否されました[6]。そこで彼は新たに解説本を執筆し、「Sodor: Reading Between the Lines」として「汽車のえほん」60周年の2005年5月に出版しました。
会社は2010年頃に閉鎖されました。おそらく2007年にエグモント社から第41巻を出版できたことによるものと考えられます。
刊行物[]
- The Eastbourne Series(挿絵:マーク・ヴィビアン・ジョーンズ)
- General Takes Charge(2001年6月25日)
- Rachel and the Goose(2001年6月25日)
- Western and the Lost Ring(2002年7月27日)
- Oily Keeps Things Going(2002年7月27日)
- Eastbourne's Wedding Special(2004年)
- Oily and the Flood(2004年)
- Lady of the Isles (挿絵:エリック・レスリー)
- LOTI and the Enchanted Forest(2003年)
- LOTI and the Lost Locket(2006年、ヘレン・ベッドフォードとの共著)
- Penrhyn Railway books(挿絵:ジョナサン・クレイ)
- Railway For Sale(2004年)
- Luke Goes Flying(2006年)
- Heave-Ho Hamish!(2005年、挿絵:コリン・スミスソン)
- Sodor: Reading Between the Lines(2005年5月、挿絵:ピーター・エドワーズ)
- 再販
- The Chips Express(1996年5月24日、挿絵:コリン・スミスソン)
- Between the Fires(1998年3月1日、著者:マイク・ウェイディー)
メモ[]
- 社名には二つの由来があります。
- いくつかの本にはクリストファーのサインが書かれています。
- クリストファーとジョナサン・クレイは、2001年9月3日にコリス鉄道協会から「Hugh Goes Sliding」を出版しました。
画像[]
脚注[]
- ↑ 初出は恐らくきかんしゃトーマス模型動画工房氏の「SODOR Reading Between the Lines」(2006年12月18日)。
- ↑ エグモント社がリード・チルドレンズ・ブックスを買収(パブリッシャーズ・ウィークリー)
- ↑ “よくある質問(オードリー一家のサイト)”. 2007年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ
- ↑ 4.0 4.1 4.2 “会社情報(公式サイト)”. 2003年8月11日時点のオリジナルよりアーカイブ
- ↑ 5.0 5.1 5.2 5.3 “沿革(公式サイト)”. 2004年12月11日時点のオリジナルよりアーカイブ
- ↑ “最新情報(公式サイト)”. 2005年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ