マーガレット・エミリー・オードリー(Margaret Emily Awdry、旧姓:ウェール/Wale、1912年-1989年7月22日)は、『汽車のえほん』の作者・ウィルバート・オードリーの妻。
概要[]
イスラエルで教師をしていた1935年のクリスマスパーティーで、当時イスラエルのキリスト教学校に通っていたウィルバートと出会いました。翌年、ウィルバートから求婚され承諾したものの、在任期間中の為、ウィルバートと共にイギリスに帰ることは出来ませんでした。1938年に帰国し、同年8月30日にセントジョージ教会で挙式しました。
1943年頃、『ウィルバートがクリストファーに作った話』の出版を提案しました。ウィルバートは出版に消極的だったものの、マーガレットの説得に折れ出版社に持ち込みました。戦時下の紙不足などを経て、1945年5月16日に第1巻が出版されました。

1950年刊行の第5巻の第4話では、オードリーや子供達と共にカメオ出演しています。
1988年8月に金婚式の記念パーティーを開きましたが、この頃から身体の不調を訴えるようになりました。
ウィルバートが依頼されていた翌日の鉄道模型店開店の講演に出掛ける1989年7月21日の朝、狭心症の心臓発作で倒れてしまいました。ウィルバートは病院に連れて行き、講演をキャンセルしようとしましたが、「一ヶ月前から頼まれていた講演を直前にキャンセルするなんて良くないわ」と言い、ウィルバートを見送りました。
翌22日の夜、ウィルバートに看取られることなく、この世を去りました。