レジナルド・ペイン(Reginald Payne)は、機関車トーマスの初代画家で、汽車のえほんの2代目画家。
概要[]
『機関車トーマス』を出版するにあたって、前任のウィリアム・ミドルトンでは挿絵が不十分だったため、エドモンド・ウォード社によってレジナルド・ペインという人物が選ばれました。

オードリー牧師が作ったおもちゃのタンク機関車(レプリカ)
ペインは、オードリー牧師が作ったおもちゃのままでは挿絵にできないと考え、ロンドン・ブライトン&サウス・コースト鉄道のクラスE2をモデルにトーマスを描きました。

LB&SCR E2 class(1924/05/17)
ペインの挿絵は、前巻と違って多くの人を魅了しました。彼が「トーマスや汽車のえほんの基礎」を築いたといっても過言ではないでしょう。
ポイントレールは非現実的でしたが、ペインのリアルな挿絵にオードリー牧師は満足しました。次巻の『赤い機関車ジェームス』もペインが担当する予定でしたが、当時勤めていた海軍関係の仕事で神経衰弱になってしまい、降板を余儀なくされました。
1950年頃の重版から、3代目の挿絵画家のレジナルド・ダルビーの挿絵(殆どペインの挿絵の丸写し)に差し替えられました。
メモ[]
- トーマス大図鑑(2010年版=赤)やきかんしゃトーマス ポケットコレクションでは、ウィリアム・ミドルトンやペインの挿絵を「オードリー牧師は気に入らなかった」とされています。しかし、オードリー牧師が好かなかったのはミドルトンの挿絵であって、ペインの挿絵には満足していました。
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注:ダルビー版とはトーマスの向きが異なります。